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特定非営利活動法人日本女性技術者科学者ネットワーク
Japan Network of Women Engineers and Scientists

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(任意団体)INWES Japan (International Network of Women Engineers and Scientists, Japan)の名称を改め、日本女性技術者科学者ネットワークJapan network of women engineers and scientists (JNWES) を新しく特定非営利活動法人として2015年7月8日に設立いたしました。JNWESは、引き続きINWES (International Network of Women Engineers and Scientists)に団体メンバーとして参画し、日本の女性技術者や科学者のグローバルネットワークのハブとして、日本と世界の女性技術者と科学者の一層の交流、連携、支援などの活動を行います。また、日本国内でシンポジウムや講演会などを主催し、ICWES(International Conference of Women Engineers and Scientists)が日本で開催される場合は、主催団体となることにより、日本の次世代女性技術者・科学者のキャリア育成と、未来を担う女子中高校生たちに理工系の魅力を伝え、理工系への進路選択の支援活動を行います。

[ビジョン]
科学技術の発展は、よりよい世界の未来を実現するうえで基本的要件となる大変重要なテーマですが、一方で負の結果を伴うリスクもあり、様々な人々の広く叡智を結集した努力が必要とされています。最近、そのSTEM(科学 / テクノロジー / エンジニアリング / 数学)の言葉で表現される科学技術の各分野において、女性の積極的な活動と貢献が強く求められています。
一方で、世界はあらゆる分野で急速にグローバル化し、多様化した価値観や文化、立場の違いによる衝突が頻発し、未来に大きなリスクを孕む不安定さが顕在化しています。このような不確実さの時代にあって、私たちはグローバルな女性技術者科学者のネットワークに叡智と努力の結集をはかり、様々な課題解決とよりよい未来開発を志します。
昨今、ネットワーク活動が、様々な人々を強く結びつけ新たな価値を生む、コミュニティ活動推進の重要な要素として強く認識されています。さらに、複数のコミュニティ組織をまとめながら、さらにそれらを水平統合し、さらなるネットワーク効果を効率的に生み出すネットワーク間のハブ機能の重要さも確認されています。
2002年に設立されたINWES Japanは、これまで、複数の女性理工系専門家の団体、日本女性技術者フォーラムJWEF (Japan Women Engineers Forum)、日本女性技術士の会JSPEW (The Japan Society of Professional Engineers of Women)、日本女性科学者の会SJWS (Society of Japan Women Scientist)、を構成メンバーとし、国際的なネットワーク活動を専門に行う、ハブ機能を指向したユニークな任意団体として多くの実績を上げてきました。一方で、昨今、経済的な効用の面からも各分野における男女共同参画の重要性が広く認識され、特に日本政府のトップダウンの積極的な掛け声のもと、国家的な視野でのダイバーシティの議論や施策が噴出しています。このような動きの中で、INWES Japanは、理工系女子の交換留学の機会発掘や、海外インフラ構築での女性技術者の情報交換など、いろいろな貢献の可能性が考えられます。
今後のINWES Japanのさらなる展開を踏まえると、より社会的に信頼される継続性を持つ組織構築が必須であり、今回、INWES Japanを日本女性技術者科学者ネットワークJNWES (The Japan Network of Women Engineers and Scientists)と名称変更し、新しく特定非営利活動法人として出発することといたします。

[経緯]
1964年第1回国際女性技術者科学者会議 (ICWES-1:International Conference of Women Engineers and Scientists)がアメリカで開催され、それ以降3年毎に各国でICWES会議が開催されています。ICWESの主な活動は、女性技術者科学者が日頃の研究成果を国際交流の場で発表して自身を高めることや、後輩の若い女子学生に理工系の楽しさを伝えるなどの、社会貢献にあります。1999年7月には, 第11回国際女性技術者科学者会議(ICWES-11)が日本で初めて開催され、35ヶ国から総勢1,400名が集まりました。
2002年7月にカナダのオタワで開催されたICWES-12で、従来の3年毎のICWES会議の開催だけでなく恒常的な活動の必要性が議論され、NPOとして INWES(International Network of Women Engineers and Scientists:国際女性技術者・科学者ネットワ-ク)の組織が発議・誕生しました。この団体に参画する日本メンバーが現在のINWES Japanです。
INWESはカナダのNPO団体ですが、INWES Japanは任意団体として活動してきました。INWESは現在60カ国以上の理工系の同分野・同業者・同世代間だけでなく、異分野・異業種、また、文化や信条、世代や国境を超えた女性技術者、科学者で構成されるグローバルネットワークに発展してきました。
一方、2008年フランスのリールで開催されたICWES-14において、地域ネットワークの重要さが議論され、アジア地域のネットワークAPNN (Asia & Pacific Nation Network) のプロポーザルが提案され、その後、2009年韓国の釜山で開催されたINWESの地域会議において、APNNの設立が正式に決定されました。アジア地域とは中央アジア(含むインド), 南アジア, 極東アジア, 太平洋諸島国家(含むオーストラリアとニュージーランド)をさします。 APNNはINWES下のサブネットワークとして2011年以降、INWESに所属するアジア諸国メンバーにより、毎年、APNN会議を各国持ち回りで開催しています。また2014年ICWES-16において、2番目の地域ネットワークとしてアフリカンネットワークも設立されました。
JNWES(日本女性技術者科学者ネットワーク)は、INWESの運営委員会にボード・メンバーとして参画します。また、INWES主催のICWESやAPNNの会議への参画や日本での会議開催など、積極的に活動する予定です。日本の女性技術者や科学者たち、特に近い将来グローバルな場で活躍をめざす若手女性や女子学生達のグローバルネットワーク進出のハブとして、世界への架け橋になることを目指します。