実施概要
目的:
本プログラムは、女子高校生が自身の可能性に気づき、主体的にキャリアを考え、一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的として実施しました。特に、「自分らしさ」「好きなこと」「社会での役割」を軸に、多様な選択肢を知る機会を提供し、文理選択や職業選択におけるアプローチを学ぶことで、今後の人生に活かせる視点を得てもらうことを狙いとしました。
実施日程:
- 第1回(2024年8月23日):講演
「人生のスタートラインに立つ今、考えてみよう!自分らしく生きること」
- 第2回(2024年10月12日):ワークショップ
「自分らしさって何だろう?」
- 第3回(2025年2月7日):ビデオメッセージ他
「選択のチカラ 未来のための一歩を踏み出す」
3回のシリーズを通して伝えたかったこと
理系への関心がもともとあまり高くない学校の高校1年生を対象とし、文理選択にあたって未来の選択肢を広げるきっかけを作ることを目指しました。社会にはまだ知らない職業が無数に存在し、キャリアの道は一つではないことを知ってもらいたいという思いからです。
- 職業の選択肢を広げる
第1回目の講演では、先輩社会人の体験談を聞き、仕事と「好き」や「得意」をどのように結びつけるかを考える機会としました。また、「キャリアは計画通りに進むとは限らず、経験や、時には偶然の出会いが大きな影響を与える」という視点を共有し、多様な進路を意識するきっかけにつなげました。
- 自分の可能性に気づく
第2回目のセッションでは、「自分が好きなこと」や「楽しいと感じること」に焦点を当て、自己理解を深めるワークを行いました。日常では意識する機会の少ない「自分の価値観」を明確にすることで、将来のキャリア選択の視野を広げるための一助としました。
- 行動に移す勇気を持つ
第3回目は、就職して間もない先輩からのメッセージを動画で紹介し、「将来をどうするか」と悩む前に「まずは一歩踏み出してみる」ことの大切さや、興味のある分野に触れて実際に行動を起こすことで新たな可能性が見えてくることを伝えました。
JNWESを構成する4つの団体から18名の協力者が参加し、企画・実施いたしました。JNWESとして初の試みでしたが、多様な技術者・研究者の存在と協力を改めて実感した企画となりました。このプログラムを通じて、生徒の皆さんが自らのキャリアを前向きに捉え、主体的に未来を切り開くきっかけとなることを願っています。